窓を見せるインテリア
窓にカーテンをかけずに、部屋の中を見せるインテリアコーディネートをヨーロッパでよく見かけます。
こちらはラプアン・カンクリのお店のディスプレイで、窓のフレームを活かした商品の見せ方です。
友人宅でも、冬の間はカーテンをかけずにお部屋に日光をたくさん取り入れます。
ギャラリーを巡る生活
ヘルシンキデザインディストリクトにて、Helsinki Art Walkに参加してきました。月2回行われるこのイベントでは、ギャラリーを渡り歩いて、作家さんから直接作品の説明を聞くことができます。
タイルをアートに。
窓からの光を活かして作品をライトアップします。
休憩用のイスも、実用的で温もりのある北欧らしいデザイン。木の美しい曲線が体に寄り添います。
マリメッコ最新デザイン(2017年春夏)
2017年の春夏ホームコレクション最新デザインは、紫陽花、格子、バスケットの3つがモチーフ。
こちらはヘルシンキ中心部のMikonkatu通りにあるマリメッコショップのディスプレイです。
ボーダー好きなフィンランド人は洋服からベッドカバーまでボーダーです。こちらのデュべカバーと奥のピローケースはTasaraita(横縞)柄で、定番商品です。
カリーナ・セス・アンダーソンとサミ・ルオツァライネンのコラボレーションによって誕生した新しいデザイン。テーブルウェア、キッチン用品、ファブリックのコレクションです。
間接照明を活かしたデンマーク発のカフェ
ヘルシンキの中心街にあるデパートSTOCKMANNの中にデンマーク発のカフェ、
JOE & THE JUICE が新しくできました。
店内はペンダントやスポットライト、テーブルランプなど、多灯使いで光がコントロールされています。
明かりの濃淡によってメリハリのある空間になっています。
眩しすぎず暗すぎず、フルーツが美味しそうに見える光の具合。
くつろぎたいスペースには、小型ペンダントライトの灯りでやわらかく包みます。
外観と内観の差が楽しいヘルシンキ
ヘルシンキの街並みは、パリやロンドンと比べるとなんだか地味で無機質。
コンクリートの角ばった建物や、暗めの外観が多いです。
クリスマスシーズンでもイルミネーションは控えめで、地味にこの程度。
ところが一歩お店に入ると、内観はカラフルで、温かく、なんだか迎えられたようにほっこり感じます。
↑↑ こちらはMade in Finland のインテリアグッズをとりあ扱う”Lapuan Kankurit" (ラプアン・カンクリ)の店内。
↑↑ 最近オープンした、”TRE”はフィンランドの若手デザイナーを応援する家具屋さんで、奥にカフェが併設されています。
カフェでイスやテーブルを実際に使ってみて、購入を検討できます。
内観は別世界なので、ぜひ勇気を出して一歩入ってみましょう。
タペストリーを使いこなす
マリメッコアウトレットショップでは、豊富な柄のファブリックが売られています。フィンランド人はDIYが好きなので、自分で布を買ってインテリアコーディネートに活用します。
テーブルクロスを重ねてみたり、
窓にカーテンの代わりにかけてみたり、
お部屋のイメージチェンジにアート感覚でタペストリーを気軽に活用しています。
↑↑ こちらは2013年4月のマリメッコ本社のディスプレイです。
マリメッコ本社の社員食堂”maritori”。
フィンランドのモダンデザインArtek その3
フィンランドではセカンドハンドの家具の方が値段が高く、ヴィンテージと呼ばれています。
時を経て、使い込まれていくうちに木肌に深みが出てきます。フィンランド人は経年劣化の傷や変色を味として高く評価します。
北欧の空間に対する価値観の中に、"Less is more"という考え方があります。モノが溢れすぎて、本当に何が必要なのかを見失ってしまう社会では新鮮な価値観だと思います。ただ断捨離をしてモノを捨てるのではなく、一つのモノを長く愛するということに価値を見出すのです。
↑↑ こちらのスツールは700ユーロ。
ちなみに新品のものは485ユーロです。
家具と一緒に年を重ねるのが北欧のライフスタイルです。